優勝馬

競走取り止め

馬場コンディション不良のため取り止めとなりました

レースガイド


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前回優勝馬:ギガース号

 2024年全日本的なダート競走体系整備に伴い新設された南関3場(川崎・浦和・船橋)が持ち回りで行う全国交流の重賞級競走。
 第1回の昨年は川崎競馬場で行われ、優勝したギガースは続く兵庫チャンピオンシップ(JpnII)で地方馬最先着の5着。その後は若潮スプリント優勝をはじめ短距離重賞で活躍している。
 3歳ダート短距離路線の頂点へ勝ち名乗りをあげるのはどの馬か?
 【1着馬に兵庫チャンピオンシップ競走への優先出走権を付与】

データ分析

1~3番人気から連軸を見つけ、穴馬探し

 2024年新たな競走体系構築により3歳馬短距離路線の頂点競走として位置付けられた兵庫チャンピオンシップ(JpnII・園田1400m)に向けて、南関東3競馬場(川崎・浦和・船橋)にて持ち回りで実施される事になったJRA重賞級認定競走。
 2024年の第1回は川崎競馬で施行され、浦和競馬での施行は今回が初となる。
 参考となるレースが無いため、近10年同時期に行われていた3歳一組(若草特別:2014年~1600m戦、2018年~1500m戦・2023年~1400m戦)を元に考えてみる。
 自己条件戦であるため浦和所属馬以外は、条件(指定された他場所属馬、かつ、賞金・ポイントが一定数以上の馬)を満たした馬のみ参戦可であった事に留意したい。

1~3番人気から連軸を見つけたい

 単勝1番人気は7勝と信頼度は高いが2着3着はゼロ。頭固定にするか完全に消すか。但し、内2頭はネクストスター東日本では出走資格が無いJRAからの転入緒戦馬だった。
 1番人気で敗れた3頭は、2017・2023年が3戦2勝馬、2024年が5戦1勝馬だった。4戦以上かつ2勝以上が1つの目安となるか。
 2番人気は2勝2着3回、3番人気は2着3回3着3回で、1~3番人気が揃って連対を外した事はない。
 ただ1400m戦となった近2年は、2・3番人気がそれぞれ1頭馬券に絡んだのみ。
 5番人気以下で馬券に絡んだ10頭中7頭は近2走内に3着以内の結果を出していた。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本も1番人気が優勝したものの、2・3番人気は馬券圏外だった。紐荒れに注意したい。

【単勝人気別成績】(若草特別・過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 7 0 0 3 70.0 % 70.0 %
2番人気 2 3 0 5 50.0 % 50.0 %
3番人気 0 3 3 4 30.0 % 60.0 %
4番人気 0 1 1 8 10.0 % 20.0 %
5番人気 1 1 2 6 20.0 % 40.0 %
6番人気以下 0 2 4 49 3.6 % 10.9 %

地元浦和VS船橋

 出走頭数も多いが地元浦和所属馬が7勝2着4回3着4回(内2勝2着1回はJRAからの転入緒戦馬)と抜けている。
 船橋所属馬も3勝2着4回3着5回で、連対率・複勝率ではこちらの方が上。
 川崎所属馬は2・4・4番人気が2・2・3着しているのみで、4番人気以内であればといったところ。
 大井所属馬は出走可能だった年が限られており未知数といってよい。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本は船橋・船橋・川崎で決着。他地区所属馬(北海道・カプセル、平和賞優勝馬)は5番人気13着だった。

【所属別成績】(若草特別・過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 0 0 0 2 0.0 % 0.0 %
船橋 3 4 5 19 22.6 % 38.7 %
浦和 7 4 4 46 18.0 % 24.6 %
川崎 0 2 1 8 18.2 % 27.3 %

性別には拘らなくていい

 牡馬が8勝2着6回3着5回(内1勝2着1回がJRAからの転入緒戦馬)と優勢だが、牝馬も2勝2着4回3着5回(内1勝がJRAからの転入緒戦馬)と負けていない。
 1~3着を牡馬が独占したのが3回、牝馬が独占したのは1回。性別に拘らず馬の能力を見極めたい。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本は、牝馬は2頭(11・14番人気)のみで後方侭だった。

【性別成績】(若草特別・過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
牡馬 8 6 5 42 23.0 % 31.1 %
牝馬 2 4 5 33 13.6 % 25.0 %

内枠は人気馬なら。外枠に注目したい

 1600m戦では1・3・3枠が1着と内枠有利だったが、1400m・1500m戦になってからは2・3・3・6・7・7・8枠が1着、2着が4・5・5・6・7・7・7枠、3着が1・4・4・4・5・6・7枠。
 1400m・1500m戦の1~3枠で馬券に絡んだ4頭は3番人気以内に推されていた。1400m戦の今回は4枠から外に注目したい。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本では、3枠の1番人気馬が1着、1枠の4番人気馬が2着、6枠の8番人気馬が3着だった。

【枠順別成績】(若草特別・過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 1 1 2 6 20.0 % 40.0 %
2枠 1 0 1 8 10.0 % 20.0 %
3枠 4 0 0 6 40.0 % 40.0 %
4枠 0 3 3 4 30.0 % 60.0 %
5枠 0 2 1 10 15.4 % 23.1 %
6枠 1 1 1 13 12.5 % 18.8 %
7枠 2 3 1 11 29.4 % 35.3 %
8枠 1 0 1 17 5.3 % 10.5 %

近走好走歴のある差し・追込馬

 逃げ馬は3勝3着2回だが、勝ったのは1・1・2番人気馬。
 好位組は1400m戦となった近2年で1勝2着1回3着1回。
 それならば毎年馬券に絡んでくる差し・追込馬に注意したい。馬券に絡んだ(JRAからの転入緒戦馬1頭を除く)15頭中11頭は近2走内に3着以内の結果を残していた。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本では、好位→差し→追込で決着している。

【脚質別成績】(若草特別・過去10回)

  1着 2着 3着
逃げ 3 0 2
好位 2 3 2
捲り 1 1 0
差し 4 5 2
追込 0 1 4

中央交流戦で揉まれた馬に注目

 ローテーションは多種多様だが、やはり3歳一組・オープンか3歳選抜馬戦からの転戦馬が活躍している。
 2023年を除く9年で重賞出走歴のある馬が馬券に絡んでいるが、重賞での成績は問わなくてよい。
 近2走内に中央交流競走に出走していた馬が2勝2着4回3着3回(全て交流競走で5着以内、内6頭は1着)に注目したい。
 川崎で行われた昨年のネクストスター東日本では、ニューイヤーカップ1・2着馬が共に雲取賞(JpnIII)を経由し、そのまま1・2着している。

データ分析:友好春

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