レースガイド
前回優勝馬:ツーシャドー号
第1回からレース名・施行時期・施行距離の変更を経て、2007年から春の牝馬限定重賞競走に。2015年からは出走資格が4歳以上牝馬に変更となり、合わせて地方全国交流競走となった。
南関東で行われる地方所属馬限定の古馬牝馬重賞競走は、このしらさぎ賞と年末の東京シンデレラマイルのみ。
近10年で5頭がこのレースで重賞初制覇を遂げており、実績馬VS新興勢力の闘いも見所。
【1着馬にプラチナカップ競走およびスパーキングレディーカップ競走への優先出走権を付与】
データ分析
1・2番人気のいずれかが軸、7歳の他馬所属馬を2着に指名するのも面白い
※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。
1・2番人気のいずれかが軸、2着は思い切って穴馬を指名するも良し
1番人気は3勝2着2回3着3回で連軸とは言い切れないが、3連勝馬券の軸とするなら優秀。
2番人気は5勝3着1回で1着固定の軸に指名しても良いかもしれない。
1・2番人気が揃って連対を外したのは2023年(1番人気が3着)のみで、連軸はいずれかと考えたい。
ただ1番人気が勝った時は2・3着に4・5番人気馬、11・5番人気馬、8・5番人気馬、2番人気が勝った時は2着か3着に1番人気か3番人気を連れてきている。
2019年が2・4・1番人気、2020年が3・1・2番人気で決着しているが、それ以外の8回は5番人気以下の馬が馬券に絡んでおり、一捻りが必要だ。
6番人気以下で馬券に絡んだ5頭は全て2着で、2着は手広くしておきたい。
【単勝人気別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3 | 2 | 3 | 2 | 50.0 % | 80.0 % |
2番人気 | 5 | 0 | 1 | 4 | 50.0 % | 60.0 % |
3番人気 | 1 | 0 | 2 | 7 | 10.0 % | 30.0 % |
4番人気 | 0 | 3 | 0 | 7 | 30.0 % | 30.0 % |
5番人気 | 1 | 0 | 4 | 5 | 10.0 % | 50.0 % |
6番人気以下 | 0 | 5 | 0 | 65 | 7.1 % | 7.1 % |
4場で大きな差は無いが、穴馬は他場所属馬から
大井所属馬が3勝2着4回3着4回と数では頭ひとつ抜けているが連対率・複勝率で見ると4場で大きな差は無い。
地元浦和所属馬で馬券に絡んだ6頭は全て5番人気以内。
6番人気以下で2着に飛び込んだ5頭は大井2頭、川崎2頭、船橋1頭。穴馬は他場から探したい。
尚、他地区から参戦してきた馬は14頭いるが、馬券に絡んだ馬は皆無。
【所属別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大井 | 3 | 4 | 4 | 24 | 20.0 % | 31.4 % |
船橋 | 3 | 2 | 2 | 17 | 20.8 % | 29.2 % |
浦和 | 2 | 2 | 2 | 17 | 17.4 % | 26.1 % |
川崎 | 2 | 2 | 2 | 18 | 16.7 % | 25.0 % |
他地区 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0.0 % | 0.0 % |
4~6歳馬が断然も、7歳馬を吟味したい
4歳馬が4勝2着3回3着2回、5歳馬が3勝2着2回3着4回、6歳馬が3勝2着2回3着3回。3着内馬全体の87%は4~6歳馬が占めている。
7歳馬は2着3回3着1回と数では少ないが連対率・複勝率で見ると4~6歳馬に負けていない。
6番人気以下で馬券に絡んだ5頭中3頭は7歳馬で、出走してきたら穴馬候補か見極めたい。
尚、8歳以上馬の馬券絡みは無い。
【馬齢別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 4 | 3 | 2 | 36 | 15.6 % | 20.0 % |
5歳 | 3 | 2 | 4 | 24 | 15.2 % | 27.3 % |
6歳 | 3 | 2 | 3 | 17 | 20.0 % | 32.0 % |
7歳 | 0 | 3 | 1 | 10 | 21.4 % | 28.6 % |
8歳以上 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0 % | 0.0 % |
1・2着馬の8割は2~5枠、6~8枠は人気馬なら
勝ち馬は3枠と5枠がそれぞれ3勝。2着馬は5枠4頭、2・4枠が各2頭。2~5枠で8勝2着8回3着4回を占める。
6~8枠で馬券に絡んだのは全て1~4番人気に推されていた馬。人気馬であればおさえておきたい。
尚、1番人気で馬券圏外となった2頭は共に2枠の逃げ馬だった。
【枠順別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0 % | 10.0 % |
2枠 | 1 | 2 | 1 | 6 | 30.0 % | 40.0 % |
3枠 | 3 | 0 | 1 | 6 | 30.0 % | 40.0 % |
4枠 | 1 | 2 | 0 | 7 | 30.0 % | 30.0 % |
5枠 | 3 | 4 | 2 | 11 | 35.0 % | 45.0 % |
6枠 | 1 | 1 | 3 | 15 | 10.0 % | 25.0 % |
7枠 | 1 | 1 | 1 | 17 | 10.0 % | 15.0 % |
8枠 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0.0 % | 5.0 % |
逃げ馬は枠順が鍵。勝ち切らずとも差し馬は絡めたい
逃げ馬が4勝をはじめ、好位馬3勝・捲り2勝で、差し馬が勝ち切るのは難しいか。
それでも1勝2着6回3着5回と、2023年を除き差し馬が馬券に絡んでいる。
逃げて馬券圏外となった5頭は2枠2頭(共に1番人気)・8枠3頭で枠順が鍵となりそうだ。
尚、追込馬は3着が3回のみ。
【脚質別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | |
---|---|---|---|
逃げ | 4 | 0 | 1 |
好位 | 3 | 3 | 1 |
捲り | 2 | 1 | 0 |
差し | 1 | 6 | 5 |
追込 | 0 | 0 | 3 |
ティアラカップ組VS東京シンデレラマイル出走馬
トライアルレース・ティアラカップからの転戦馬が6勝2着4回3着2回と好相性。但し、4着以下から巻き返したのは2016年プリンセスバリュー(11番人気2着)と2019年タイセイラナキラ(2番人気1着)のみ。
前年の東京シンデレラマイル出走馬も5勝2着7回3着2回と負けていない。同レースで6・6・7・7・7・9・11着だった馬がここで激走している例もあり注意したい。
上記2レースのどちらにも出走していなかった馬は1・3・4・5・5・5・5番人気で2着1回3着6回。内訳は近2走連続連対での参戦馬が3頭、中央から転入2・3戦目が2頭、前年の南関牝馬クラシック戦線であと一歩だった明け4歳馬が2頭。
2024年新たな競走体系構築により、マリーンカップが秋へ、エンプレス杯が5月へ、TCK女王盃は兵庫女王盃へと施行条件が大きく変わり、年明けの古馬牝馬重賞は2月のクイーンカップのみとなったため、参戦馬の傾向がどう変わったか注目だ。
最後に近2走共に6番人気以下だった馬は2017年2・3着馬の2頭のみである事を付け加えておく。
データ分析:友好春