レースガイド


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前回優勝馬:ナニハサテオキ号

 1991年埼玉新聞杯1900m戦として創設。2008年埼玉栄冠賞に名称変更の後、2012年から現在の埼玉新聞栄冠賞となった。
 2021年からは2000m戦に変更となり、浦和記念へと続く中長距離路線が確立された。
 負担重量は別定だが2024年からは重賞実績(ダートグレード競走、及び、南関東SI・SII競走優勝馬)に応じて加増されるようになった。
 浦和記念と合わせ、浦和2000mのコース適性が求められる。
【1着馬に浦和記念競走への優先出走権を付与】

データ分析

5歳馬が断然。船橋所属馬VS浦和所属馬

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

1番人気が三連勝馬券の軸

 1番人気が3勝2着3回3着2回で複勝率80%と三連勝馬券の軸と考えたい。
 2番人気は4勝しているが2着無し3着1回。狙うなら1着固定が面白い。
 これに対し4番人気が1勝2着2回3着3回で複勝率60%。こちらは迷った時には押さえておきたい。
 6番人気以下は1勝2着3回3着2回で複勝率10%。2頭以上が絡んだ事はなく買い目に入れるなら1頭まで。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 3 3 2 2 60.0 % 80.0 %
2番人気 4 0 1 5 40.0 % 50.0 %
3番人気 1 1 1 7 20.0 % 30.0 %
4番人気 1 2 3 4 30.0 % 60.0 %
5番人気 0 1 1 8 10.0 % 20.0 %
6番人気以下 1 3 2 53 6.8 % 10.2 %

船橋所属馬VS浦和所属馬

 船橋所属馬が4勝2着6回3着6回と連対率・複勝率ともに抜けており、2017年を除き毎回馬券に絡んでいる。
 地元浦和所属馬も5勝2着3回3着2回と負けていない。近8年では2022年を除き毎年1~2頭が馬券に絡んでいる。
 川崎所属馬は2022年に中央から転入2戦目だったライトウォーリアが優勝しているが、それ以外では3着1頭のみ。
 大井所属馬は2016・2017年に重賞2勝馬が2・3着しているのみで狙いにくい。

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 0 1 1 17 5.3 % 10.5 %
船橋 4 6 6 21 27.0 % 43.2 %
浦和 5 3 2 35 17.8 % 22.2 %
川崎 1 0 1 6 12.5 % 25.0 %

5歳馬が断然、4歳馬は馬券絡み無し

 5歳馬が3勝2着3回3着2回で連対率43%・複勝率57%。近3年で3連勝&7頭が馬券絡みと断然勢いがある。
 8歳以上馬も4勝2着2回3着3回と健闘しているが、近3年では3着1回のみ。
 7歳馬が2勝2着2回3着1回、6歳馬が2着2回3着3回だが、近3年では6歳馬が2着1回のみ。
 3歳馬は1勝2着1回3着1回。その3頭は羽田盃1着、戸塚記念1着、戸塚記念2着馬だった。
 尚、4歳馬は14頭が参戦して馬券絡みが無い。

【馬齢別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
3歳 1 1 1 5 25.0 % 37.5 %
4歳 0 0 0 14 0.0 % 0.0 %
5歳 3 3 2 6 42.9 % 57.1 %
6歳 0 2 3 13 11.1 % 27.8 %
7歳 2 2 1 17 18.2 % 22.7 %
8歳以上 4 2 3 24 18.2 % 27.3 %
牝馬 0 0 0 2 0.0 % 0.0 %

枠順による有利不利はない

 7枠が4勝2着1回で連対率26%とやや抜けているが、枠順による有利不利はない。
 近3年で見ると3枠が3年連続で馬券に絡んでいる(1勝2着1回3着1回)

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 1 0 2 6 11.1 % 33.3 %
2枠 1 1 1 7 20.0 % 30.0 %
3枠 1 1 2 6 20.0 % 40.0 %
4枠 1 1 0 8 20.0 % 20.0 %
5枠 1 0 3 9 7.7 % 30.8 %
6枠 0 3 1 14 16.7 % 22.2 %
7枠 4 1 0 14 26.3 % 26.3 %
8枠 1 3 1 15 20.0 % 25.0 %

前に行ける人気馬を選ぶか、差し・追込の人気薄を狙うか

 逃げ馬が3勝2着1回3着2回だが、2022年中央から転入2戦目だったライトウォーリアをのぞく5頭は1・2番人気だった。
 好位馬が3勝2着3回3着1回。こちらも7頭中6頭は1~4番人気。
 対して差し馬が4勝2着3回3着4回、追込馬は2着3回3着3回止まり。
 人気薄を狙うなら、差し・追込馬か。

【脚質別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着
逃げ 3 1 2
好位 3 3 1
捲り 0 0 0
差し 4 3 4
追込 0 3 3

前走1800m以上の馬から勝ち馬探しが基本

 ローテーションは多種多様だが目立つところでは、東京記念出走馬7頭、スパーキングサマーカップ出走馬6頭、日本テレビ盃出走馬4頭。
 前2走共に1400m以下で馬券に絡んだのは2021年2着ハイランドピークのみ。
 勝ち馬は2頭がスパーキングサマーカップ、1頭が1頭が京成杯AH(中央からの転入緒戦)、それ以外の7頭は1800m以上からの転戦馬だった。
 2023年まではA1級58キロ、A2級56キロ、B1級下54キロ、3歳2キロ減、牝馬2キロ減の別定戦だったが、2024年からはA1級56キロ、A2級下54キロ、牝馬2キロ減に重賞勝ちによる加増の別定戦に変わり、傾向に変化があるかも知れない。

ライター:友好春

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